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世界で一番カッコいいリンディホッパー、ザカリアスの住むスウェーデンの隣国、フィンランドの人といま一緒に仕事をしています。先日、ディナーに招かれてイソイソと出かけてきたのですが、その席でフィンランド語の面白い話を聞いてきました。
私は初めて耳にしたんだけど、じつは日本語とフィンランド語はもともと同じ言語から派生したのではないか、という説があるらしい。なんでかといえば、フィンランド語と日本語の発音が似ているから。確かにフィンランド語って母音の発音がはっきりしていて、日本語みたいな言葉がある。英語で言うところのaとeの間、aとoの間の発音とか、HHSで言うところのォアサみたいな発音があまりなくて、割とフラットな発音。だから、日本人にはとっつきやすいかも。 でもって驚いたことに、フィンランド語でよっぱらいのことを、ヨッパライと言うそうだ(正しくは、juoppolalli。これをフィンランド人が言うと本当にヨッパライに聞こえる)。なので日本語で言えば大丈夫と思って「なに、あのヨッパライ」とか悪口を言うと、フィンランド人にはわかっちゃうので要注意。 さらにはクルクルパー(kulkulupa)なる言葉もある。クルクルパーは残念ながら頭の悪い人のことではなく、通行許可の意。だから「なに、あのクルクルパー」って言ってもたぶんセーフ。なぜ日本人は、人のことを通行許可よばわりするのか、と不思議に思われるだけでしょう(でもあまりにも笑える共通語なので、フィンランド人にも日本語の意味が浸透しているかもしれない)。それにしてもクルクルパーって言葉は、久しぶりに聞きましたね…。 動物名シリーズがかなりウケたんだけど、シカは豚のこと、カニは小さいウサギのことを指す。なんかビミョ〜にズレてるのが笑える。ちなみにスシは、おおかみのこと。じゃあフィンランド語では、「スシと三匹のシカ」になるわけだ。なんかシブいな…。そういえばマークがフリーダと踊った後の感想が「ウサギみたい」で、ウチではフリーダ先生のことをウサギちゃん呼ばわりしてたんだけど、今度からカニにするか。小さいし。 これはちょっと有名かもしれないけど、タロというのは家のこと。北欧を代表する建築家アルヴァ・アールトの作品にもコエ・タロ(夏の家)っていうのがある。で、プーが木の意味なので、プータロとは木の家を指すのです。友人の建築家はフィンランドに留学してた時、むこうで仕事もしてたらしいんだけど、仕事がない時は「いまプータロ計画に関わってます」と言うことにしてたそうな。 人名でも映画監督のアキ・カウリスマキをはじめ、ミカさんとかいるけど、これみんな男性。エサって人もいるそうな。ちなみに前の首相は名字がアホさんだったそうで、来日時は紹介にひと苦労したらしい。で、結局、名字を明かさず「フィンランドの首相です」とだけ紹介されてたらしい(それもすごいぞ)。しかし!さらにすごいのが、アホカスさん!アホとカス!!パーヤネンとかアホネンにもウケるけど、アホカスってひどすぎる!!!サケカスとかだったらまだよかったのに…(よくないか?)。ちなみにフィンランド語でアホとは、森の中の野の花が咲いているような場所(ビミョ〜だな、おい)を指すらしく、とても美しい言葉なんだそうです。 フィンランド語じゃないけど、オランダにはスケベニンゲンという場所がある。で、銀座にはスケベニンゲンという名のレストランがある。 銀座で働いていた頃(…って別にホステスをやってたわけではない。わかってるか)、職場のおねーさま達が「今日は、スケベ人間にする?」と話してるのを聞きながら、「きっとなんかの聞き間違いだろう…」と思ったんだけど、看板に「スケベニンゲン」と本当に書いてあるのを見た時は、あまりのインパクトに言葉を失いました。しかもなぜか南イタリア料理!関係ないじゃん!! …話をフィンランドに戻そう。フィンランドは昨年、初めて行ったんだけど、街の雰囲気といい、人の感じといい、北欧の中でもとくに気に入り、今年もヘラン前に寄る予定にしてる。この間のオリンピックのアイスホッケー決勝はフィンランド×スウェーデンという北欧対決だったんだけど、もちろんフィンランドを応援した(ザカリアスに会う前だったし…つーか、アイスホッケーに興味なさそうだし)。 日本で北欧というと、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク辺りを指してることが多いけど(ビヨークの故郷、アイスランドは大抵忘れられている)、他3国の言語が同じ言語から派生していて、かなり似ているのに対してフィンランド語だけは全く違う。フィンランド語はどちらかといえばエストニアの言葉に似てるらしい。 で、人種もなんだかフィンランドだけ系統が違う。ロシア系なのか、フィンランドの人のがズバリ、ハンサム&美女が多い(独断)。だから街を歩いてて楽しい。例えて言うならスカイみたいな顔の系統で、ああいうのがゴロゴロいるわけです。で、スウェーデンにはザカリアスみたいのがゴロゴロいる、と。 日本と韓国とか、イギリスとフランスとか、隣同士の国ってライバル意識があったり、だから悪口言ったりするわけだけど、北欧諸国も例外ではない。ノルウェーに行けば「フィンランド人って変わってるよね」とか「スウェーデン人はいけすかない」とか言ってるし、スウェーデンに行けば「フィンランド人はビールばっかり飲んでるよな。スウェーデンじゃソフィスティケートされた人間はビールなんか飲まないよ」とか「デンマークなんか行って何するのさ?あんな国、何もないよ」とか平気で言う(ほんと、いけすかない)。 フィンランド人はといえば「これからスウェーデンに行くの?ここに比べて色んなものがあるし、きっと楽しいわよ」…なんて謙虚!っていうか、自信なさすぎ?どっかの国みたいだ!(今年はデンマーク人の意見も聞いてみたい)
by tinyRabbit
| 2006-05-23 18:05
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