カテゴリ
最新の記事
以前の記事
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ここ最近おうちでDVD鑑賞が流行っています。映画館にはもう長いこと行ってなくて、最後に見たの、えーとなんだっけ…「アイ・アム・サム」?……そりゃ、古すぎるな…。今じゃすっかりザカリアスっ子ですが、もともとは映画っ子の私、この監督の作品だったら迷わず見るもんねー、という人が何名かいます。例えばアルモドバルに、クストリッツァに、ティム・バートンに、ロバート・ロドリゲスにブライアン・シンガー。そんな監督達による作品ですらまったく見ていないここ数年。Hellzapoppin'の見過ぎか?ザカリアス漬けだったからか?
先日、チョー久しぶりに行ったTSUTAYAで「…おお、これ見たかった」「…ああ、これ好きだった」「…つーか、なんでこれ見忘れてたんだよ!?」と徐々に映画への情熱を取り戻し、気づけば腕の中にはDVDの山。「トーク・トゥー・ハー」も、「チャーリーとチョコレート工場」も見てないじゃん、私!一体今まで何してたんだよ!!!と、ほとんど憤りながら物色しておりました。そんな中でもとくに「…それにしても、これくらい見とけよ。えーかげんにせい、自分」と心底思ったのが「Xメン3」です。 アメコミってさーー、なんかわかんないんだよねー。バットマンとかさー、スパイダーマンとかさー、いまいち入り込めないわーあの世界…なんて思ってて、Mに連れられて半信半疑で見た1作目。い〜〜〜〜や〜〜〜〜〜あ〜〜〜〜〜スゴイ。オモロい。えーーー!これ続くのお〜〜2作目もあるの〜〜?やったーーーー、うっひゃあ〜〜2作目も、お〜〜も〜〜〜し〜〜ろ〜〜〜い〜〜〜〜〜〜!!!3作目を期待させるこの話の展開!!エンディング!!!待ちきれないよーーーーー!!公開いつだーーーギャーーーー!!と大騒ぎしたくせに、3作目、見忘れてました。ダメなファンだ…。 というわけで、3作目はもちろん、細かい内容をほとんど忘れてた前2作もついでに借りて見ました。んで、同じくちょい前から気になっていた(遅いっつの)「パイレーツ・オブ・カリビアン」ていうか「カリブの海賊」でいーじゃんか、も1&2と借りてみました。奇しくもこちらも3話完結。Xメン同様にたっぷり3作楽しめそ〜〜〜〜と期待ワクワク。他にもいろいろ借りたんですが、まずはこの2シリーズを交互に見ることに。 バックボーンはかたやディズニー。かたやアメコミの雄、マーベル・コミック。奇しくもどちらもオタク心をくすぐる世界。さあ、その真価はいかに。 ハイ、さっさと結論から言うとですね、海賊、ぜーーーーんぜん、ダメでした。何なんすか、あれ?何あの、B級ドタバタ映画。あ、そんなこと言ったらB級に失礼か。B級にはB級の美学があるもんね。ところが海賊さんには、美学まったくありましぇーーーん。え、あのくだらなさがいい?だってギャグぜんぜん面白くないじゃん。どっっっっこも、笑えないじゃん。ギャーギャー映画がわめくほど、シラける心。海賊姿のジョニデさんに救われるかと思いきや、どーなのあの演技。自己満の極み?けっこう好きな役者さんだったんだけどな…なんか、見損なっちゃうわあ。 さらに引いたのが、DVDの特典だとかいう、脚本家の解説。オタクが出てきてインタビューするのかと思いきや、全編をオタク脚本家の解説によりもう一度見させようっていう…。何だよ、それ。「この映画には1回見ただけじゃ気づけない仕掛けがたくさん」とか言って、それをいちいち解説してるんだけど、解説されたって気づかねーよ、気づきたくねーよ!!そんなつまんねーコダワリ!!!…ほんと、オタクの情熱って間違った方に使われるとウザくてたまりませんね。10秒で叩き消したぞ。 そして何よりグッタリきたのは、映画の大半を占める乱闘シーン。なんすかあの腰つきは。オマエらそれでも海賊か?ほんとに毎日船、乗ってんのか?人、襲ってんのか?いやー、体張ってる商売とは思えませんよ、あの体つき。チャンバラシーンなんて、子供の喧嘩だよ。いや幼児の喧嘩だね。一応主役級らしいオーランド・ブルームに至っては、敵方につかまって鞭打たれる時にひんむかれた背中が…あれま…ぶよぶよ!筋なし!まったいらー!その背中じゃあ、あの剣さばきも、さもありなん。なんであっさり殺されないのか不思議(あ、主役だからか)。数年前、実家でつい見てしまった大河ドラマ「義経」入魂の第一話でもったいぶって登場したジャニー北川…じゃなくて滝沢某のぶよぶよの腹を思い出しました。あれじゃ弁慶どころか、そこらの野武士いや農民にも勝てねーぞっていう見事な、だるだるのお腹。輪郭の崩れた肩、腰。プリン体満載。滝に打たれてましたが、そのまま水に溶けてしまいそうでした。それで武士かよ!海賊をあしらえるかよ!どちらもまったく説得力のない体です。 翻ってチーム・ミュータントはすごいんですよ。ミュータントだから刺されても死ななかったり、天井飛び交ったり、変身したりできるわけなんだけど、そういうCGによる映像以上に役者の体、そして体さばきが説得力あるんですねーー。とくに悪役チームがかっこいい!この悪者やけに棒使うの上手いなーと思って、経歴見たら小さい頃からカンフーやってるスタントあがりだったりさー。ほんと、オタクもこういう方向にこだわれっての。ミスティークの足技なんてさー、ほれぼれしちゃうわ〜〜。ありゃ一撃必殺だわよ。一番敵にしたくないミュータントNo.1よねー。ナイスな髪形の主役ヒュー・ジャックマンは、撮影終了時にはベンチプレス140kg、レッグプレス480kg!上げられるようになってたらしい!!努力家!!!オーランド・ブルームもソウルメートなんか探してないで、ちゃんと体つくんなさい、役者なんだから!! 体づくりが必要な人といえば、ちとネタが古いんですが、6月中旬頃だったかな。その頃、新宿の地下街、歩いた人います?整体の帰りにふと立ち寄った私はあまりの衝撃にシッ●もらしそうになりましたよ。いや、シッ●はこういう時にもらしちゃいかん。こういう時は嘔吐だった。…何があったかというとですね、等身大の安倍首相のかりゆし姿が、辺り一面に貼ってあったんです。よくよく見回すと壁には他の大臣とか政治家のかりゆし姿もあったんですが、延々続く地下街の柱一本一本にご丁寧に貼ってあったのは首相のみ。どこまで行っても安倍さんのかりゆし。 ま、いまさら日本の政治家に洒落っ気だのパフォーマンス能力だのを求めるつもりはない。ないのだが、これの何がそこまで哀しいかといえば、安倍さんの腰つきがね…もうね…もぬけの殻なのね…。それをイヤでも見せつけるかのように全身ショットでしょ。それも等身大でしょ。それが何本も何本も続くのよ、永遠に…。がらんどうの腰が…。普段は、国の行く末を憂えるほどマジメに政治にコミットしてない私もこの時ばかりは頭の中にくっきりと「亡国」の二文字が浮かび上がりましたよ。こりゃあかん。いや、Dのスウィングアウトの腰つきなんて、可愛いもんだ…。 これはもう、ほんとにみなさん、選挙行きましょうね。できることならウルヴァリンとか、マグニートーとか書いて投票したいとこだけどね。そこはグッとこらえてマシな腰つきを選ぶとしましょう。 TVアニメ版Xメン(見てないけど)。左がウルヴァリンで、右がマグニートー師匠 images from: http://loucartoon.gozaru.jp/x/index.html
by tinyRabbit
| 2007-07-18 14:40
| Body
|
ファン申請 |
||