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今年の夏も、マルタ先生がやってきて、そして帰っていきました。今回は週末をはさんで5泊の滞在。猛暑の中、他女子2名との合宿生活は、どーなることやらと最初はちと心配したけど、思ったほど大変ではなかったかしらん。(たぶんね)
マルタ先生が帰ると、いつも軽〜い寂寥感に襲われる。気の合う友達が帰っちゃった寂しさもあるし、またしばらくあの踊りが見られないのかーという残念さとか、あれについて聞いておけばよかったなーという後悔の念とか、モロモロ入り混じってのシンミリ感に端を発し、自分の目の前の現状や、今のスウィング界(なんてもんがあるのかわからんが)の状況にまで勝手に思いを巡らしては、「はー…」と、ひと息ため息をつく。 ま、2、3日もたてばこの感覚も薄らぐ。具合の悪い猫と一緒で、人の目に付かない縁の下でしばし休めば、もう何もなかったようにケロリとして、またいつもの生活に戻る。…そういえばこの縁の下感覚って、学生の頃に没頭していたキャンプ活動で感じたものと似てる。 大学生だった私たちはボランティア・リーダーとしてキャンプに関わってた。キャンプの数ヶ月前からリーダー会なるものを開き、キャンプのスケジュールを組み立てたり、子供のケアについて話し合ったり、時にはその道のプロを招いて座学をやったり、備品を揃えたりする。ボランティアなので当然お金をもらうわけでもなければ、形ある「見返り」なんてないし(人によってはそれで単位もらう人もいましたが)、結構な時間を費やすし、リーダー同士で大ゲンカすることもあるし、面倒なこともあるけど、もろもろの準備も含めて楽しいからやってた。んで、キャンプの何がいいかといえば、やっぱりもちろん楽しいから、なんだけど、ケンカするのもそれぞれにマジな想いがあるからだし、ギャーギャーバカ騒ぎしてゲラゲラ大笑いしてる一方で、どうしたらもっとキャンプがよくなるか、それぞれが真摯な態度で向き合ってる、そんなバランスが好きだった。 で、そういう真摯な思い、熱い思いって、そうそういつまでもひきずるわけにはいかない。もちろん自分の中に持っておくことはできるけど、毎日の生活の中ではそうそう表面に出すものじゃない。そんなの振りかざしたらジャマくさいもの。キャンプっていう期間限定の非日常だからこそ、それが受け止められるんだよね。 みなさんご存知の通り、私(達)がスウィングのイベントを主催することなど、まずない。せいぜい協力どまり。もともとはそういうの好きなのに、微妙な人間関係に直面したくないからか、スウィングに関してはどうもそういう気にならないし、どっちかというと避けてしまう。でもジュンのWSだけは、ここ数年、結構きまじめにオーガナイズしてる。 今回は事前にフライヤーを作ってみたり(んで、気に入った人にだけこっそり渡したり)、新規の営業先を開拓したり、ちょっとずつでも前よりよくオーガナイズできるように気を使ってる。知らず知らずキャンプの時の感覚が甦って、どうしたらよくなるか、と結構マジに考えたりしてる。なんでかなあーと改めて思えば、やっぱりあのキャンプの時に通じる特別な非日常感が味わえるからなのよね、きっと。ああ、あの感覚を思い出してもいいんだ…っていう。 ちょうど年に一度、それも夏にやってくるっていうのも似てる。一年ごとに「…まだアレ持ってる?」「うん!」って確認してる感覚というか。 今回は中華街のみなさまに受け入れてもらったのもあって、WSには今までで一番人数が集まって、まずはそれがとても嬉しかったし、キャラ的にもなかなか粒揃いで、M&Yの遠方合宿組をはじめ、ハワイ産の天然Y、女子に人気のPさん、Sに激似(WSを受ける態度も)の新人J君などなど初マルタ先生の面々も順調にマルタ菌に感染していったようで、それもまた嬉しい。マルタ菌はかなり強力で独特なので、拒否反応を示す人も少なくないからね。 ああ、キャンプだなあ〜っと思ってたら、最後の夜には歌集片手にみんなで大合唱(しかもフリ付)まで。そりゃ終わって切なくもなるわー。さ、そろそろ縁側の下に戻ろーっと。
by tinyRabbit
| 2007-08-16 18:10
| Lindy
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