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デザインミュージアム@ヘルシンキ
フィンランドにも数々の美術館があって、期間限定で気になる特別展もいっぱいやっている。昨年はちょうどマリメッコのメインデザイナー「マイヤ・イソラ展」をやっていたのですが、あまりのハードスケジュールにどうやっても時間がつくれず…。帰国してからネットなどで「素晴らしかった!」なんて感想を見ては、「行けばよかったあ〜!」と歯ぎしりしました。 昨年の教訓を生かし、今年は事前に特別展を下調べ。そしたら「マイヤ・イソラ展」をやっていたデザインミュージアムで「フィンランドのガラス・イーッタラ展」をやっているのを発見。イーッタラのガラスといえばアールトのサヴォイベースなんかが、日本のオサレ雑貨屋やオサレカフェでおなじみですが、昨年、じっくり蚤の市巡りをしてその奥深さに驚いたもんです。オイバ・トイッカの鳥シリーズ、カイ・フランク、タピオ・ウィルッカラなどなど、フィンランドのガラスワールドはスゴイ!ガラスだけで気が遠くなるほど作品がある!!一人の作家にしぼっても把握しきれない!!!…ということで、気になっていた作品が一気に見られるかも!と大興奮で臨んだのでした。(←サヴォイベース。リンディとは関係ありません。) …それがね〜え、大したことなかったです(アッサリ)。これなら蚤の市のが品揃えいいんじゃないの〜?って感じで。イーッタラ歴代の作家も一応展示してあったけど、オイバ・トイッカの鳥なんて一匹もいなかった。なんでえ〜〜!? ということで気を取り直し、翌日も蚤の市に出かけたところ(←毎朝通った)あったあった〜〜、憧れのタピオ作品が!!こっちの蚤の市でつくづく感動するのは、こういういわゆる作家モノとか美術館に並べられてもおかしくないものとバッタリ出会う確立も高ければ、決して法外な値段でもないこと。確かに名の売れたモノは多少値が張るけれど、かといって日本の骨董みたいに人をバカにしたような値段がついてることは、まずない。作家モノだろうが売れセンだろうが、所詮モノはモノ。いらなくなったら欲しい人のもとへ回るように蚤の市に出す…というスタンスがあるのかもしれない。とはいえここ数年は日本のバイヤーがどんどん進出して、値上がりもしているようだけど…。見逃してくれ〜。 オイバ・トイッカの鳥たち。空港でも売ってる人気者。いつか一匹欲しい。 デザインミュージアムにて。 ま、キレイなんだけど。 蚤の市にて。 あれ?これ美術館になかったけ? って感じ。 そうそう、ちょっと話が前後しますが、前回書いたグスタフベリにはもう一人、世界的に人気のあるデザイナーがいた。スティグ・リンドベリという人で、じつはリサを発掘したのもこの人なのだ。リンドベリは絵本やテキスタイルも手がけてて、日本でも人気が高い。 なかでもBersaというシリーズが大人気で、たまたまストックホルムの国立美術館でやっていたリンドベリ回顧展のポスターでもこんな写真(↓)が使われるくらい、彼のトレードマーク的作品。当然日本の北欧屋さんでは結構な値段がついている。スウェーデンのマクドナルドでは期間限定でBersa柄の紙コップが使われてたらしいが、それはそれは人気だったらしい。いいなあ〜。日本もやらんかのお、そういうイキなこと。そういえばその昔、西武デパートが使ってたという包装紙も展示されてたけど、むっちゃ素敵でした。また使ってくれ〜い。 そしてヘランでのある日、ビーチへ行く道で可愛い黒猫を発見。どうやらお腹が空いてるようで、やたらスリスリしてくる。かわいいにゃ〜とナデナデしつつ、ふと見ると猫用と思われる水入れがそこに… ぎゃ〜〜っ、本物。…こんなものよね、アンティークって。
by tinyRabbit
| 2006-09-14 17:40
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