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J先生のWS後に、ライアンやスティーブンの話をしていた時のこと。確か「やっぱあのレベルはすごいやね」て文脈だったと思う。そしたら一緒にいたS君が「ヨシさんはどうですかね?」と言った。全員、絶句した。そして全員でスルーした。
いやね、ヨシ君がダメだってんじゃないのよ。でもさ、世の中にはやはり格というものがあってだね…。例えばヨシ君を仲村トオルとしよう(似てるから)。日本じゃ間違いなくスターだ。海外でも通用するかもしれない。でも「ショーン・ペンってホントに上手いわ」とか「そろそろジョニー・デップにアカデミー賞あげればいいのに」って話してる時に「仲村トオルはどうですかね?」って言うのは…ちっと筋違い。と私は思うんだけど。 いやね、ジョニデより仲村トオルが好き。ってそれはいいのよ。…んーと、仲村トオルの例はちとわかりにくいかもしれんね。えーとね、じゃあねー、夏目漱石とリリー・フランキーはやっぱ別格でしょ?いくら「東京タワー」が売れてもね、もしかしたら100年後「東京タワー」が教科書に載るとしてもね、でもね現時点ではね、っていうか100年経ってもね、やっぱり漱石とリリーは別格でしょ。だからね、やっぱりね、ライアンとヨシ君を同列にして語っちゃマズいわけですよ。というかね、Yちゃんからね、まずね、間違いなくつっこみが入るわけよ。っていうかね、ヨシ君本人からつっこまれますね、きっと。「S、知らないにも程があるぞ」って。 同じくライアンネタでYちゃんから以前聞いたんだけど、ライアンのクラスでバルボアについて質問した人がいたそうな。その話を聞いて私達は「そりゃマズいよね〜!」って大笑い(というか苦笑?)したわけだけど、ライアンがどんなダンサーかを知らなかったらこの話の何がマズいかわかんないだろう。端的に言うなら、All BarboaだかBarboa Weekendsだかの当然誰もがビタっとくっついてサクサクとバルボアってるイベントで、唯一場所を広々と使ってガンガンスウィングアウトをしている…それがライアン先生だ。 ライアンに向かってバルボアの質問をしちゃった人にはもちろん悪気なんてなかっただろう。でも結果的にそれは、ある意味マナー違反だったわけだ(笑えるけどね)。実際ライアンも「…オレに、バルボアの質問するわけ?」とあからさまに機嫌を悪くしたらしい(それもまた笑えるけど)。Sの爆弾発言だって、悪気なんてまったくなかったと思う。でも結果的にスルーされちゃったわけだ。知的マッピングでも体系でも常識でもいいんだけど、そういうものを知らないと、こういうことになっちゃうわけだ。 このS君の爆弾発言(しつこい)に「まったく、知らないにも程があるわい!」と思いつつ、そういえば自分はいつ頃から、ライアンとかスティーブンは別格だとかいう、スウィング界の知的マッピングというものを築いたんだろうなーとふと思った。知らないことは悪いことじゃないしさ、最初は誰でも知らないしさ。 私もおそらく無謀な発言を繰り返しては諸先輩達の失笑を買ってきただろうしさ。それで「ん?いま自分なんかマズいこと言った?」と場の雰囲気から察知しながら、少しずつ時間をかけて自分なりに知的マッピングを形成してきたんだと思う。そういや私も用賀でHさんに「シルビアみたいにスウィーベルじゃなくてキックボールチェンジがしたいんですけど!」って言ってスルーされたことがある。すいませんでした。 DJの話でも書いたけど、それが自分の志す道なら、ある程度その世界における常識とか体系とか知識とかを身に付けた方がいいと私は思う。それを本当に常識としていいのかどうか?それは、ある程度の流れを身に付けた上で各自考えればいいことだ。 このブログでも、知的マッピングをつくるのに多少なりとも役立つ情報を書いていきたいなーと思ってる。ハイ、だから、まずはフランキーね。それからスティーブンとライアン。あとはザカリアス。これだけは覚えておくように。 あと思うんだけどさ、大きな流れとか知的マッピングを知らないままでも平気でいられるのって、どうも謙虚さがないように見えてしまうのよね。TSFの時のインストラクター紹介がいい例でさ。アンニナピーケの海外2カップルと国内D様2カップルが同列で「ワールドクラスインストラクター」と紹介されていたのには、おねーさん結構ビックリしましたよ。しかもアルファベット順だからピーター達が一番最後で…合掌。 いやね、確かにね、先生としてどちらがいいかといえば、これは生徒次第ですよ。実力にしたって、ライアンとヨシ君ほどの差はないと思うよ(ああ、ヨシ君ネタにしてごめん。でもライアン相手だから許して)。 でもさー、例えばD君らがALHCに出たとする。そしたらD君たちはコンペティターで、アンちゃんやピーすけさんは、審査員だったりするのだよ(もちろんコンペティターとしても出るけどね)それにWSの先生だったりするのだよ。例えば彼らはヘランにもインストラクターとしてよばれてる。でもD君は、オプショナルクラスを自分から受け持たせてもらうことはあっても、招待インストラクターではないのだよ。そういうことをキレイさっぱり置き去りにして、あっさり「4カップルのワールドクラスインストラクター」としてしまうのって、私はとても恥ずかしいと思う。はっきりいって謙虚さがない。 もちろんインストラクターとしての実績とかコンペでの入賞経験とか、それだけがダンサーの真価を決めるわけではないよ。実際私は、今回いたリーダーの中では海外から来た2人より大阪のバウターさんのがダンサーとしては優れてると思ったし。でもさ、それは生徒とか観客とか、周りが下す判断であってさ、本人が自分から言うことじゃないと思うのよ。やっぱり国内D2カップルは主催であって招待するインストラクター達とは一線を引くべきだと思うんだけどね。自分達の売り込みする前に招待した2組がどれだけすごいかを説明してあげるのが親切だと思うんだけどね。 まぁ、さすがにライアンやスティーブン、フランキー達と同列にはしないだろうけどさ…と思う一方、あそこまであっさりやられると、そのうちそこも同列になっちゃうのかもしれない…なんて思うわけさ。はー恐ろしや。 例えばリトルリーグの何も知らない子供が、自分のコーチに向かって「先生はイチローくらいすごいんでしょ?」って言ったとする。何も知らない子供相手だから何とでも言えるわな。「まあね、イチロー並だね」と言ってもわかりゃしない。でもそのうち子供が大きくなって目が肥えて、色んなモノが見えるようになったら…自分のコーチとイチローの差にあっさり気づいてしまった子供が、次の日からコーチのことをどんな目で見るようになるか、ちと想像してみたらいいと思うんだけどね。ハイ、毒吐きました。
by tinyRabbit
| 2006-11-09 14:10
| Lindy
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